年始に考えたい、お金のこと
新しい年がスタートして、今年の目標ややりたいこと、考えたいことなど皆さんそれぞれに思うところありますよね。私もいくつかあるのですが、そのうちの一つが「お金のこと」です。
日々の細々とした生活費から貯蓄や運用も含め、人生設計をする上でお金はなくてはならないもの、切っても切り離せないものです。そんな存在でありながら今までお金のことをじっくり考えたことがなかったなぁと気づいたのがきっかけです。
お金は好き?嫌い?
突然ですが皆さんはお金が好きですか?それとも嫌いですか?
お金って必要なもの、ではあるけれど好きか嫌いかという概念であまり考えたことがなかったので、ふと自分の気持ちに問いかけてみたんですね。答えは「どちらかと言えば好き」だけど「苦手」という気持ちが一番ぴったり来ました。私にとってお金は好きだけど苦手なもの。仲良くなりたい気持ちはあるのに、つき合い方がよくわからなくて遠ざかっている、みたいな感じでしょうか。
モノと人、人と人の間に存在
仲良くなるにはお金のことをよく知らないといけません。
大昔の原始的な生活では必要なモノは物々交換で手に入れることが普通でした。肉が必要だから米と交換する、といったように。そのころは今必要なモノが明確で、もっとシンプルな世界でした。お金の登場はその世界を一気に変えました。
お金があることで肉を手にいれることもできれば、ケーキを手に入れることもできる。お金そのものに価値はなくても、お金で買えるモノは無限に広がり、そこに価値があるという世界です。それによって様々な消費が生まれ、モノと人、人と人との間にお金というものが介在するようになりました。
そう思うと、お金は自分とモノ、自分と他人の関係性を築くアイテムでもある、という捉え方もできるのではと思いました。
お金とスピリチュアル
また、お金は現実的なものの象徴です。精神的な世界で安らぎや真実を求めるようなスピリチュアルなものとは相反するように思えます。
水や空気が滞ったままだと澱んでしまうように、精神の健康には循環(流動)するエネルギーが大切だったりしますよね。その点で見ると「お金の貯蓄」はスピリチュアルではない、と言えると思います。
特に「将来の不安のため、なにかあったときのためにお金を貯める」という行為は一見堅実そうに見えますが、不安や恐怖が根底にあるので、ネガティブで冷たいイメージが湧いてきませんか。
ただ、逆に将来やりたいことや、楽しむために行う貯蓄はどうでしょうか。
お金はあくまでも関係性を築くために介在するもの、とし、自分のライフステージやより良く生きていくために効果的に使う、という意思があれば何か明るく、開けたもののように感じます。
貯蓄や運用も自分らしく
これからの生き方を考える上で、お金のことを改めて考えてみるのはとても有意義なことだと思います。
自分が一生のうちにやりたいと思うこと、行ってみたい場所、会いたい人、食べたいもの…etc。今年の夏まで、といった数か月単位の貯金から、数十年越しで達成したい大きなプランまで様々。
今はスマホのアプリで、数百円/日の単位で銀行口座から貯金できたり、銀行やクレジットカード、ポイントカードを含むすべての収入支出が一括管理できるようなアプリもあったりと、便利なツールがたくさん出ています。
もちろん昔ながらの500円貯金箱や、封筒で用途ごとに仕分けというアナログな方法もありだと思いますし、少額からはじめる投資信託などは実は面倒くさがりな人に向いているかもしれません。
年の初めにお金を自分らしく使う、自分らしく貯める方法を探してみるのはいかがでしょうか。
この記事の著者
Sachiko(さちこ)
フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。