「ドリーン・バーチューが教える クリエイティブを仕事にする方法」を読んで。

書籍『クリエイティブを仕事にする方法』

 

少し前に所用で北海道へ行ってきました。1泊という短い滞在期間だったのであまり遠くまで出かけられませんでしたが、新千歳空港から車で50分ほどの場所にある、「支笏湖」という湖へ遠足気分で出かけてきました。数時間の滞在でしたが、カヤックにトライしたり、気持ちのいい木立の中で昼寝をしたりと笑、とてもリフレッシュできて有意義に過ごせました。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム :読書レポート

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支笏湖の水はバイカル湖や摩周湖と並ぶ透明度を誇るそうです。
吸い込まれそうなぐらい美しいですよね!

そして今回の北海道旅のお供に持っていったのがこちらの本、「ドリーン・バーチューが教える クリエイティブを仕事にする方法」です。

 

書籍『クリエイティブを仕事にする方法』

 

ドリーン・バーチューさん。お名前はもちろん存じ上げていましたが、本を読むのははじめて。数ある著書の中からこれを選んだ理由は2つあって、「何かを作り出す、表現する=クリエイティブ」という意味では自分の仕事に近いから、というのがまず1つめ。

もう1つは職業に関係なく、人はクリエイティブであるべきなんじゃないのかなぁ~と、常々考えていたからでもあります。あるべき、なんて“べき論”で語ってしまうのは、ちょっとエラソーでおこがましいかもしれませんが。

 

クリエイティブの本質とは?

まず本の冒頭にドリーン(敬称略)は『クリエイティブであることには、勇気が必要です。』と書いています。さらにクリエイティブの本質的な部分、『自分という存在をクリエイティブな方法で表現するとはどういうことなのか』という問いかけの中で以下のように述べています(一部抜粋)。

・自分の中にある真理、自分の最も深い部分に根ざす感情であるインスピレーションを見つめる。

・自分の感情を包み隠さずすべて明らかにする。

・恥ずかしいと思っても、見栄えのよいものではなくても、自分に関する情報を伝える。

 

どうですか?
クリエイティブな方法で表現する、のに勇気が必要である理由がわかりますよね。自分の感情を見つめたリ、明らかにしたり、誰かに伝えたリ・・・どれも恐れを伴うものです。
自分を否定されたらどうしよう、けなされたら、受け入れられなかったら・・・。この本はタイトルどおり、主にクリエイター希望の方に向けて書かれた本ですし、実際に作家やアーティストとして活動するためのハウツーなんかも書かれているのですが、もっと本質的な部分では開かれていて、所謂クリエイティブ系の職業じゃない人にも楽しめる内容だと思います。

 

クリエイティブに生きる。

クリエイティブに生きる、ということは自分の中にある恐れに立ち向かい、超えていく勇気を持つことです。情報過多で、目まぐるしく変わっていく世の中だからこそしっかり自分を見つめて、稚拙でもいいから自分の言葉で表現する、ゆっくりでもいいから自分の想いを形にする。その意識がクリエイティブの本流なのではないかなと思っています。
ここでいう「形」はなんでもいいと思います。誰かのために作る丁寧な料理であってもいいし、ガーデニングや今はやりのDIYであってもいい。何かを作る、というのはまず気持ちがあって、そのあとに実行するパワーがいります。
そのエネルギーが見る人や、受けとる人を和ませたり、癒したり。それがまた自分に返ってくる、とても良い循環なんですよね。クリエイティブに生きる、そのことを意識して生活してみたら、少し楽しい毎日になる気がしています!

 

この記事の著者
著者:石見幸子プロフィール画像

Sachiko(さちこ)

フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。

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