【ドリーンブログ】人間関係を癒す18のヒント(後編)
(…前編からの続き。「18のヒント」の1~9は、前編をお読みください。)
10: あなたの話を遮ろうとする人を阻止する
あなたが話している途中に、常に遮ろうとする人がいたら、早い時点でそれを阻止しましょう。毅然として、「私の話はまだ終わっていないのです」と伝えましょう。相手の腕に触れながら言えば、より効果的です。
常にあなたを否定して、会話を遮る人には、次のように言いましょう。
「あなたは、私の友人ではなくて教師のようだと感じます。私は、お互いに気持ちを共有できるような会話がしたいです」
あなたと同じように、話を遮られて気に障っていた人たちがいたはずですから、あなたは皆の為に良い行いをしているのです。
11: 罪悪感を利用した頼みにはノーと言うこと
誰かがあなたを思いのままにして従わせていると感じるのなら、それに屈しないでください。そういう人たちは泣いたり、自傷行為をほのめかしたり、誰も自分のことを愛してくれないだとか、恩知らずだとか責めるかもしれません。そういうときは罪悪感を持たず、言い訳もしないではっきりと断りましょう。彼らは、次のターゲットを見つけるか、この方法は効き目がなく、健全ではないと理解するでしょう。
12: 怒っている人の機嫌を取ろうとしない
怒りを、暴力などの態度で示している人を見たら、すぐに立ち去りましょう。ちょっとしたことで怒るのに、自分のことは棚に上げるような人に対しては、あなたが助けてあげれば、いつか穏やかになるのではないかという考えは捨ててください。そういう人たちは、専門家の治療が必要なのです。怒りが収まるまで、腫れ物に触るような扱いをするのは何の役にも立ちません。
13: 時間にルーズな人には明確な指示を与える
時間にルーズな人と待ち合わせをする約束をしたら、あなたの時間は貴重で、約束の時間を15分過ぎたら待たないと伝えましょう。
そして、彼らがいつも通り遅刻したら、本当に待たないでださい。あなたは本気なのだと知らせなくてはいけません。
14: 自分の立場を守る
常に人の欠点を探して、喧嘩を始めようとする人がいます。そういう人に対しては、毅然とした態度で、その指摘は間違っているとだけ言ってください。
そのまま言い争いをしたり、主題から逸れた話をしないでください。非難し始めると、あなたは終わらない戦いに巻き込まれてしまいます。
15: 被害者意識の強い人を救おうとしない
被害者意識の強い人に、あなたがどんなアドバイスをしても、「それはもう試してみたけれども、うまくいかなかった」という答えが返ってくるのです。あなたの時間を多く割いて、彼らの問題に解決方法を示そうとしないほうがよいでしょう。そういう人は、あなたのアイデアが枯渇したと気づくと、次の人の所に行き、自分の問題を話し始めるのです。
16: 誰かに傷つくことを言われたら、自分の正直な感情を伝える
誰かに酷いことを言われたら、あなたは自分が傷ついたことを相手に知らせなくてはいけません。
「あなたがそんなひどい言葉で、私を傷つけようとしたというのは信じられないけれど、あなたがそう言ったのは事実です」
と相手に言ってください。あるいは傷つくことを言われたらすぐに、「ひどい!傷ついた」と言って正直な反応をしてみせます。
相手は、あなたを傷つけるつもりはなかったと弁解するかもしれませんが、少なくとも、今後はもう少し言葉に気をつけるようになるでしょう。
17: 実家を訪問するときは、大人としてのアイデンティティを保つ
家族との関係について、繰り返し見る悪夢のようだと感じているのなら、それはあなたが過去の残骸と戦っているからです。家族と顔を合わせれば、条件反射のように言い争いが始まります。実は誰も、現在の状況を正しく把握していないのです。
ここでは、家族の性格を変えようとしたり、謝らせようとすることが重要なのではありません。あなたが健全な方法で、家族関係の力学を扱えるかが重要なのです。
私たちは、人の反応を思い通りにすることはできませんが、自分の反応を変えることはできます。
今度、家族と会うときは、あなたの現在の生活やこれまでの功績を思い出させて、エネルギーや自尊心が湧くものを必ず持っていくようにしましょう。あなたの仕事や趣味に関連するものなどがよいでしょう。そうすれば、あなたは家族と最初に言い争った12歳の頃の自分に戻ることはありません。
傷ついた感情を癒す方法はたくさんあります。家族と距離を置くこと、自分ではなく相手の問題だと考えること、誰も本心では喧嘩はしたくないだろうと考え、思いやりを持つことなどがあります。
18: 危険信号に気づいたらその関係から離れる
恋愛関係を深める前に、相手のことをよく知る時間を持ちましょう。相手が真剣な付き合いに興味がない、あなたに敬意を払わないといった最初の危険信号に気づいたら、深入りする前にその関係から離れましょう。
あなたは優しい人で、心を開いて人に与えることが好きなのでしょう。相手を気遣い、相手の健康や幸せのために、いろいろとしてあげたくなります。
ただし、あなたの優しさが利用されることもあるので、どんな人間関係においてもきっちりと境界線を引くことはとても大切なのです。
このようにルールを決めておくことは、あなたにとって心苦しく、人助けに条件を付けているように感じるかもしれません。しかし、そうしないと自分のエネルギーがあっという間に枯渇していきます。つまり、人間関係のキーワードは、「敬意」だと言えるでしょう。あなたの人生で関わる人たちが、本当にあなたのことを気にかけてくれるなら、あなたの決断に敬意を払うはずです。
「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2015年8月18日掲載のブログ より
ドリーン・バーチュー
エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。