【ドリーンブログ】人間関係を癒す18のヒント(前編)
一緒にいると心が休まり、敬意を払い合うような人間関係を持ちたいと思うのは自然なことであり、本来そうあるべきです。
けれども、人との関わり合いに何か問題が生じたとき、私たちは最初に自分を責める傾向があるようです。本当は、その人との関係があなたに毒をもたらす機能不全な状態であることを認め、改善の余地があるのか落ち着いて考えるべきなのです。
有毒な人間関係から生じる心の痛みを癒すために、18のヒントをお教えしましょう。
1: 相手にどう思われているかを気にし過ぎない
誰かのそばにいると心がざわめき、自分がその人にどう思われているのか過剰に気になることはありませんか?
そんなときは、機能不全の人間関係に会ったことで、ある種の化学反応を起こし、興奮状態になっているだけではないかと考えてみてください。あなたが人間関係に望む多くの(すべてではなくても)資質を、この人は持っているのかと自分に問いかけてみましょう。
2: 自分の親友になる
人は孤独を恐れて、不健全な関係から離れられないことがあります。その理由のひとつは、あなたが自分自身と親友になるほどの関係をこれまで築けていないからです。
自分と一緒にいる時間を楽しめるようになってください。それが難しいなら、ひとりでいることは、揉め事の多い不健全な関係にいるより、ずっと健全で好ましいことを知ってください。
3: 自分の問題を、他人に解決してもらおうとしない。
あなたに、借金や仕事や健康上の問題があったとしても、それはあなたの責任で解決すべきことです。あなたのパートナーや親、親友などに頼ってはいけません。自分で解決することで自尊心が芽生え、あなたは一歩前進するのです。
4: 自分の境界線を認識し、それを守ること
私たちは自分がどう扱われたいか、いつも他人にヒントを送っています。あなたが受け入れられることと、受け入れられないことをはっきりと決めてください。人間関係において、正直であること、お互いを尊重すること、信頼できることにどれだけ重きを置くかは、必要とするパーソナルスペースや、孤独な時間や、愛情表現と同じくらい大事なことです。
自分の境界線を守ることで、罪の意識を持たせられたり、他人に操られたりすることがなくなるので、あなたの真の自己は喜ぶでしょう。
5: ポジティブな人と付き合う
常に向上心を持ち、自分の人生を良くしようと努力している人たちと、進んで友達になってください。夢を実現させている人と付き合うようにしましょう。きっとあなたも旅の道連れにしてくれるでしょう。
「自分なんかと一緒にいたくないのではないか」と思いますか?成功している人たちというのは、あなたが感謝を忘れない限り、教えたり助言したりするのが大好きです。
こういう人たちの価値観を基準にすると、あなたが人間関係で取り組むべき課題が見えてきます。
6: 望ましい性格のリストを作る
あなたが付き合う人たちに望む性格をリストにしておくことで、次に出会いがあったとき、そこに注意を向けることができるでしょう。以前の人間関係での失敗を繰り返すことも少なくなります。
あなたはどういう人間関係を望んでいるのか、5つ挙げてみてください。例えば、正直であること、お互いの意見に耳を傾けること、誠実であること、動物に優しいこと、感謝をすることなどかもしれません。
自分自身の優先順位を定めることで、人間関係において必要な改善点が分かるようになるでしょう。
7: 良い友人関係を持ち続けるために、自分が良い友になる
ある調査によれば、良い友人関係は結婚よりも人生の幸せに影響を与えると報告されています。良い友達を持つことは、私たちの幸福に大変重要なのです。良い友人関係には、以下のような特徴が挙げられます。
・信頼性……約束を守り、誠実でいることです。
・友人を守る……友人の悪口を聞いたら、友人を守りましょう。必要ならば助けましょう。
・秘密を守る……友人の噂話をしたり、秘密を漏らさないことです。
・競わない……友達よりも優れようとすると、関係に緊張が生じます。
・一方的でない……会話をするときは、お互いに対して関心を持ち、話を聞き合うものです。
・時間を捻出する……私たちは皆、忙しいです。けれども本当の友人なら、お互いのために時間を作ります。
どの人間関係でもそうですが、望ましい友人関係はこのような特徴を持っています。友情を育んでいこうとしない人からは、一時的に、もしくは永久に離れる必要があるかもしれません。
8: 心の警告シグナルを信頼する
あなたの身体は、他人のエネルギーや意図に対して敏感に反応します。身体が発する警告シグナルに注意してください。あなたの身体は、トラブルを起こすような人物に対して警告してくれるでしょう。
身体が発する警告は以下のようなものです。
・こちらが与えるばかりの一方通行の関係で、自分が利用されていると感じる。
・その人に何か借りがあるような、罪悪感がある。
・その人や自分に対して怒りを感じる。
・その人と会った後はひどく疲れる。
・その人を避けたいと感じる。
このような直感を信頼してください。健全な関係では、このように感じることはありません。
9: 怒りを感じる相手に対して手紙を書く
健全な関係であっても、問題が起こることはあります。このようなときは、あなたが怒りを感じている人に対して手紙を書いてみましょう。あなたの気持ちをすべて吐き出してください。
そのあと儀式をするかのように、その手紙を燃やしてください。あるいは、もう少し感情を抑えた手紙をその人に送ってもよいでしょう。そのときは、2、3日の冷却期間を置いてからにしてください。こうすることで、あなたの手紙は一時的な感情ではなくて、ずっと継続していた感情を伝えます。それは、お互いにとって有益な会話の出発点となり、本来の良い関係に戻してくれるかもしれません。
(後編へ続く…)
「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2015年8月18日掲載のブログ より
ドリーン・バーチュー
エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。