【ドリーンブログ】夢の中で受け取る天使のメッセージ

LIGHT WORKS WEB Magazine:ドリーン・バーチュー ブログ(夢)

この写真のカップルは、夢のおかげで出会うことができました。当時24歳だったデビッド・ブラウンは、2007年、イギリスに滞在中のある晩、友人たちと出かけました。翌朝目覚めると、頭の中に覚えのない電話番号が浮かびました。彼はその番号宛てにショートメールを送り、「昨晩、僕はあなたに会いましたか?」と尋ねてみたのです。

デビッドのメールを受け取ったミシェル・キットソンは、当初戸惑い、いぶかしく感じました。けれども、直感に従ってとりあえず返事をすることにしました。
結果的にそれは正しい判断でした。その後メッセージを交換し合うようになった二人は直接会い、恋に落ちたからです。この写真は二人の結婚式の写真です。

ミシェルの両親は、メールを送ってくる怪しい人物に注意するように警告しましたが、彼女には何か特別なことが起こっているのだと分かっていました。それは正しかったのです!二人は近頃結婚しました。デビッドは、なぜその電話番号が頭に浮かんだのか見当もつかないと言います。けれども、このように天使は夢の中で仕事をすることがあるのです。

 

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私が、最初のオラクルカード(『エンジェルオラクルカード』)を制作したのは、亡くなった祖母のパールが夢に出てきて、「ピタゴラスのことを調べて!」と私に伝えたことがきっかけでした。私は、「あの三角形の人?」とつぶやきながら目覚めました。ピタゴラスと聞いて高校の代数の授業を思い出したのです。

祖母のメッセージ通り、私はピタゴラスについて調べました。ピタゴラスは、万物が決まったリズムと比率で振動しているという考えを広めた哲学者であると共に、数秘術の創始者でもあります。現代のタロットカードは、ピタゴラスの数秘術論に基づいており、質問のリズムに合ったカードを引き寄せるのは、振動の法則を利用しているのです。

ポール・マッカートニーは、夢の中で『イエスタディ』の旋律を聞いたといいます。エリアス・ハウは、夢の中で未開人が先端に穴の開いた槍を持っている姿からヒントを得て、ミシンを発明しました。ドイツの科学者のオットー・レーヴィは、夢の中で神経伝達が、電気ではなく化学物質によるものだと知り、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 

睡眠中は私たちの心が開き、天界からのメッセージを受け取りやすい状態になっています。天使や愛する亡くなった人は、私たちの夢にときどき訪れます。目覚めた時、あなたはどこかへ旅をしていたような気持ちになることもあるでしょう。

夢の中で魂の旅をして教えを授かり、深遠な知恵を得た人はたくさんいます。目覚めたときに教わったことを覚えている人もいますが、四次元の深遠な知恵は、三次元の世界に戻ると意味が分からなくなるのです。私たちは、四次元の教えを明確に覚えていないかもしれませんが、その教えは無意識の中に保管され、私たちを助けてくれます。

バージニア大学で行われた夢の研究では、愛する亡くなった人やスピリットが、睡眠中や覚醒した直後に訪れたと信じる人は多いと報告しています。その訪問はいつもの夢とは違って別世界にいるような感覚です。夢には鮮やかな色彩と、これは現実だという確かな感覚があります。記憶に残りやすく、その後何か月、何年たっても思い出すことができるのです。

 

夢の中にスピリットたちを招く方法をいくつか挙げましょう。

● 波動を高い状態にしておくため、お酒を飲まずに眠りにつきましょう。ドラッグやアルコールはレム催眠の妨げとなり、深く眠れず、夢も見なかったりします。すっきりとした意識で眠りにつく方が、夢を覚えていられます。

● 眠りにつくときは、守護天使に質問をしましょう。あなたが何かの決断や人間関係についてのアドバイスを求めているのなら、睡眠中に天使から答えがもらえると信じましょう。

● ベッドの横に、日記帳やボイスレコーダーを置いておきましょう。覚えていることを何でもすぐに記録してください。夢を記録しておくと、その後も夢を覚えていられることが多くなります。

● 夢の意味が全く分からないときは、天使にその意味を教えてほしいと頼みましょう。その日はシンクロニシティに注意を払いましょう。人から勧められた本や、聞こえた会話にメッセージが隠れていないか、注意しましょう。

● メリッサ・バーチューとの共著『Angel Dreams(未邦訳)』の中で、夢を覚えておく方法や、悪夢を見ないようにする方法、楽しい夢を見る方法を紹介しています。

「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2015年1月18日掲載のブログ より

この記事の著者
著者:ドリーン・バーチュー

ドリーン・バーチュー

エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。