【ドリーンブログ】自尊心を高めるための3つのステップ

自分には価値など無く愛されるような人間ではないから、他人に受け入れられないだろうと思うのなら、それはトラウマ体験の症状と言えるでしょう。幼少期に、虐待、ネグレクト、拒否といった経験を持つ人は、特に当てはまります。

トラウマに対して自己非難することは、自分は罰を受けるに値すべき何か悪いことをしたに違いないという考えにつながります。もちろん、それ真実ではありませんし、とても悲しい考えです。しかしながら、このようにしてトラウマ・サバイバーはつらい体験の記憶を構築していきます。

その感覚は心理学用語で言えば「学習性無力感」につながります。これは、諦めてしまったり、何かをやろうという気持ちさえ無くなったりすることです。このことに関しては書籍『ドラマ・デトックス』の第二章で軽く触れています。

学習性無力感は、うつ病を引き起こす可能性があります。そうなると、自分に何が起ころうと気にしません。人生を変えたいとは思っています。ですが、変化が起こるとは思えず、過剰な努力が必要に思えたり、何をやっても無益に感じたりするのです。

 

いくつかのプロセスをご紹介するので、参考になさってください。

『スピリットメッセージオラクルカード』:SELF-LOVE

【一歩一歩着実に】

あれこれとすることを考えると、プレッシャーがかかります。ですが「今は一つのことをする」ということだけを考えれば無理がありません。その瞬間にしていることに集中しましょう。そうすることで、未来には未来の風が吹きます。

 

【癒すのに、恥は無用】

自分が抱える問題に直面することは、問題を癒す方法の一つです。問題を抱えているからと自分を責めないでください。これは玉ねぎの皮を剥くのと似ています。要するに、私たちは誰もが問題を抱え、それに対して取り組んでいます。ですが、一度に剥く皮は1枚にしましょう。

 

【自分の状態を診断しない】

自分のことを「失意の人」と見なすのは止めましょう。「私は不安だ」と言う代わりに、たとえば「私は不安になっているような気がする」など、もっと客観的な言葉を使うようにしましょう。
「私は~だ」と言うと、その状態に自分を重ね合わせることになります。そうすると、問題を癒すことはますます難しくなります。一方、「私は~ような気がする」は、一時的な状態を示しているにすぎず、あなたの状態を特定していることにはなりません。

 

トラウマに関する詳しい内容は、書籍『ドラマ・デトックス』をお読みください。
全国の書店でもお求めいただけます。

「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2015年11月3日掲載のブログ より

この記事の著者
著者:ドリーン・バーチュー

ドリーン・バーチュー

エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。

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