【ドリーンブログ】豊かさを妨げる5つの恐れに打ち勝つ方法
望むものをコロコロ変えていては、マニフェステーション(願望実現)が妨げられてしまいます。ひょっとすると、あなたは自分が幸せになれるのだろうかと不安を持っているのかもしれません。あるいは、自分は何かを与えられるに値しない人間であるという感情と戦っている人もいるでしょう。マニフェステーションそのものが信じられないという人もいるはずです。 自分の願いが現実になるという確信が持てないのです。
このような「豊かさを妨げる5つの恐れ」を癒やす方法をご紹介しましょう。
1.望みが何なのか分からない
望むものが具体的に分からなくても、問題ありません。具体的な感情をお願いすることができます。たとえば、安心したい、経済的安定を得たい、尊敬されたい、満たされたい(充足感を得たい)というような「自分の感じたいこと」を求めれば良いのです。こうした感情を生み出す状況は、神の無限の英知によって導かれるため、あなたが細部について心配する必要はありません。
2.「誤った」願いをしてしまう恐れ
「誤った」願いをしてしまう恐れには、次の祈りの言葉を付け加えてください。
「神様、これ、あるいはよりよきもの」
これは、神はあなたの基準よりも、より高い基準を設けているということを認める祈りです。あなたは自分が求めるものよりも低い水準でよしとしているかもしれません。ですが、神──無限の資源を持つあなたの愛情に満ちた親ですよ──の御心はあなたが完全なる平安を手に入れることにあります。
ですから、あなたが望むものを求めましょう。ただし、神があなたの望みをアップグレードする余地は残しておいてください。導きを求める祈りでも素晴らしい体験をしてきたはずです。助けが欲しい時もですが、助けが必要である物事にはすべて祈りを捧げてください!
3.天からの助けを「受ける資格」が無いという恐れ
天からの助けを「受ける資格」が無いという恐れは、恐れと罪の意識を助長させる組織的な教義が原因で生じることがあります。特別な人や聖人のような人だけが神からの「寵愛」を受けるという信念の下に育てられたのなら、まずは祈りを捧げる時間を取って神に直接話しかけ…それから、自分の心を決めてください。神と直接つながることは、私たちすべての人間が生まれながら持つ権利です。神は 100パーセント愛で満たされている存在であり、無条件であなたを愛してくれています。資格を受けるにふさわしいかどうかに関わらず誰にでも惜しみなく与えられているのですから、神の愛や救いを勝ち取る必要などないのです。
自尊心の低さから、自分を軽く扱う人がいます。こういったタイプの人たちは、自分の問題で他人や神の手を煩わせることを気に病みます。そして、黙って我慢します。神が遍在する(同時にどこにでも存在し、誰とでも一緒にいられること)という事実を思い出せば、気が安らぐのではないでしょうか? 創造主の無限の英知は全知(すべてについて熟知している)なのですから、自分の願いごとで神を「煩わせる」ことなどありえないことを知れば、心が楽になりますよね?
4.「自己中心的」になる恐れ
「自分だけのための頼みごとは慎むべきである」と教えられてきたのなら、天に救いを求めることを躊躇してしまうかもしれません。あなたが手に入れた新たな豊かさで、どれだけ多くの人や動物に恩恵がもたらされ、どれだけ多くの問題が解決されるか自覚すれば「自己中心的」になる恐れを見直すことができますね。あなたが受け容れれば受け容れるほど、より多くのものを与えることができるのです。
あなたは、他の誰かから奪い取ったものを受け容れるわけではありません。霊的真理で言えば、万物の無限の供給があるのです。富の平等な分配に一役買うのはあなたかもしれません。
5.不信感
祈りに対する答えがもたらされることを信じていないのであれば、そもそも祈りを口に出していないかもしれません。ひょっとすると、あなたは過去に望みが実現せず、失望した経験があるのかもしれません。将来で同じ失望を味わわないようにするため、何も求めないことで妨げてしまっています。
この傾向は、願いはすでに実現していると思い続けることで癒やせます。望んでいたものが手に入り喜びで驚いている瞬間を考えてみてください。あなたにやって来る小さな数々の奇跡を大きな失望でかき消さないでください。
信念があれば、失望を克服することができます。信念に何の保証が無いように思えても、信念を持ち続けることが重要です。
楽観主義は、豊かさの流れやすべての善きことを引き寄せるポジティブなエネルギーです。信念と楽観主義を忘れると、祈りに対する答えを見逃してしまうかもしれません! 勇気と強さを司る大天使ミカエルに夢の中へ訪れるようお願いすることで、信念が強まります。あなたが眠っている間はエゴも眠っているので、聖なるガイダンスよりエゴが優位に立つことはできません。
眠りに就く前に、次の祈りの言葉を心の中で、あるいは口に出して唱えましょう。
「神様、大天使ミカエル、今晩私の夢の中に入ってきて、過去に私の信念を妨げた恐れを取り除いてください。私があなた方と内なる導きを信じられるよう、信念を蘇らせ、取り戻し、回復させてください。アーメン」
【望みを明確にする方法】
もしかすると、あなたは「誤った願いごとをしているのではないか」と恐れているのかもしれません。あるいは、あなたの望みに対する考えが途中で変わってしまうこともあるでしょう。
神は、あなたの望みをすでに知っていることを心に留めておいてください。神はあなたにとって「最高かつ最良のもの」が何であるか知っているのです。しかしながら、自由意志の法則により、求めるものが与えられる前には自分から助けを求めなくてはなりません。
天の救いを求めることは、レストランで料理を注文するのとまったく同じです。アボカドのサンドイッチを注文すれば、きちんと運ばれてきます。何を注文したらいいのか迷っている時は、こう尋ねれば良いですね。「おすすめは何ですか?」と。
レストランでの注文と同じように、天に救いを求めましょう。目を閉じ、深く息を深く吸い込み、次の祈りの言葉を心の中で、あるいは口に出して唱えましょう。
「神様、物質世界で私が必要とするものすべてを与えてくださり、ありがとうございます。私が自分の役割を果たすために必要なものを手に入れるため、そして私が愛する人たちと共に安全で健やかな生き方をできるよう、明確な導きを与え続けてくださるよう願います。アーメン」
この祈りを唱える時、たとえわずかにしか感じ取れなくても、自分の思考・感情・ヴィジョンに意識を向けましょう。このような直感があなたの祈りに対する答えです。あなたが望むものが湧き上がる直感の中に示され、あなたは望むものへと導かれるのです。この直感こそが、あなたが求めたものに対する天からの「おすすめメニュー」と言えるでしょう。
何の直感も感じなかったとしても、リラックスした状態になればすぐに気づきます。瞑想している時、自然の中で過ごしている時、マッサージを受けている時、うとうとしている時がリラックス状態です。天からの答えに気づくまで少し時間がかかることもありますが、すべての望みに対して必ず答えがもたらされます。
【どのくらいの頻度でお願いすればいいの?】
レストランでの喩え話を続けましょう。料理の注文は一度するだけでいいですよね。アボカド・サンドイッチを注文した後、早く持ってくるよう言いながらウェイターを追ってキッチンまで行く人はいません。天に対しても、自由意志の法則を成立させるために祈るのは一度だけしか必要ありません。
二度以上祈りを捧げても問題はありません。あなたが望む回数だけ祈ることができます。肝心なのは、二度以上祈る「必要」はないということです。
ただし(これは極めて重要な但し書きですよ)、答えがもたらされるかどうか疑念や不安や恐れを抱いたり、悲観的になってしまったりする時は、必ず信念が持てるよう求めてください。
【信念を保つ!】
信念は、自分が望んだものを受け取ることを自分が妨げないようにするために最も重要な要素です。
そうでなければ、あなたはアボカド・サンドイッチが運ばれる前にレストランを飛び出すことになりますよ!
「神様、私が信念と信頼、希望を持てるように、そして楽観的でいられるようにしてください」
大天使ミカエルに頼み、夢に入ってきてもらうこともできます。恐れの感情をきれいに浄化してくれる大天使ミカエルは特定の宗教に縛られず、人間を無条件に愛していて、遍在しているという事実を忘れないでください。眠りに就きながら、次の言葉を口に出して、あるいは心の中で唱えましょう。
「大天使ミカエル、今夜私の夜の夢を訪れてください。そして、自分の信念を揺るぎなくする上で妨げとなるものをすべて浄化してください。」
眠っている間は、エゴも眠っています。ですから、目が覚めている間のように、エゴが聖なる導きを押し出すことはありません。
大天使ミカエルに夢の中に訪れるようお願いすれば、ミカエルは煙突掃除人のように思いやりを込めて優しく思考や感情から排出された毒素をきれいに浄化してくれます。あなたは目が覚め、ミカエルによるデトックス作業に気がつくかもしれません。
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朝、目が覚めたら、ポジティブな方向に変わっていることを感じられるでしょう。デトックスの疲労感が残っているかもしれませんが、気分は良いはずです。新たな望みと信念を手に入れました。信念さえあれば、自信を持って前に進んでいくことができるのです!
【神様、ありがとうございます…】
前に述べたように、天に助けを求める方法は関係ありません。自ら進んで頼むという姿勢が重要なのです。どの宗派の祈りも目に見えるポジティブな効果があるという研究もあります。祈りは、植物や幼児、そして動物にも有意な効果を示していることから、ポジティブ思考の「プラシーボ効果」ではないと言えます。
面白いことに、こうした研究から、そして私たち自身が行ってきたフィールドワークから見えてきたことがあります。それは「肯定の祈り」の方が「嘆願の祈り」よりもわずかながらに勝っているということです。つまりこういうことです。
「嘆願の祈り」は、救いを求めて叫ぶ祈りです。天の助けを乞い、嘆願し、求めます。言葉の勢いは穏やかなことも激しいこともあるでしょう。このタイプの祈りは、他になすすべなく追い詰められ、自分が必要なことがはっきり分かっている時に効力を発します。天に向かって「助けて!」とシンプルに言うだけでもそれなりの結果がもたらされるでしょう。
「肯定の祈り」は、あなたの願いに差し伸べられた神の救いの手に感謝をする祈りです。「自分の祈りは聞き届けられる、そして聞き届けられた」という十分な信頼を表します。「神様、○○をありがとうございます」と言うのが「肯定の祈り」です。
この記事は書籍『お金の心配のない現実を作る方法』より抜粋しています。
ドリーン・バーチュー
「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2015年2月7日掲載のブログより
ドリーン・バーチュー
エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。