冷やさない女になろう!

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:冷え取り

寒さが身に染みるシーズン、みなさんはきちんと体をあたためていますか?東洋医学では「冷えは万病のもと」なんて言われているほど、体にとって「冷え」は大敵。体が冷えると血の巡りが悪くなり、代謝が鈍り、それが長い間続くと太りやすくなったり、内臓の働きが悪くなったり、ウィルスへの抵抗力が弱まって風邪をひきやすくなったりと、健康に良いことが何一つありません。

ただ、加齢とともに体の基礎代謝が落ちて冷えやすくなっていくのも事実で、歳を重ねるにつれて「冷え」との格闘が少しずつハードになってきているのを感じます。ここ数年、毎シーズン「冷え」と格闘をしていく中で知った、冷え対策ポイントなどを書いてみました。

 

頭寒足熱をキホンに

「冷え」対策といっても、どこでもやみくもにあっためるのではなく「頭寒足熱」を基本に据えます。
「頭寒足熱」は文字通り、頭(上半身)を涼しく、足(下半身)を温かくしておくという考え方。人は誰でも、発熱する内臓器官が集まる上半身のほうが温かく、下半身は体温が低い状態です。この温度差で全身の血の巡りが滞り、「冷え性」という症状になって表れます。

なので温めるのは下半身、を徹底し、逆に頭はのぼせたりしないよう涼しく保つことを心がけます。頭は冷やす、のではなくあくまでも脳の働きをシャキッとさせるために涼しく保つ程度です。
お風呂はぬるめのお湯でゆっくり半身浴をすること、靴下やレギンス、湯たんぽで常に下半身をあたためること、内臓に負担がかかりすぎないよう食事は腹八分目を心がける、などなど意識します。

 

衣類はなるべく天然繊維のものに

あとはここ数年、某ファストファッションブランドにはじまり、お手軽あたたか化学繊維の下着が人気ですが、外出時に身軽にいたい時以外は着用しません。もちろんそのもの自体はすぐれた繊維であり、技術なのですが、「吸湿発熱」をうたった化学繊維の肌着の多くが、汗(水分)を熱に変える仕様にしていますので、肌が乾燥しがちな冬には、よけい肌を乾燥させてしまうこともあります。

少々値ははりますが、天然繊維100%の肌着や、ウール100%でチクチクせず、下着となるレギンスやタイツも出ていますので、なるべく天然繊維のアイテムを着るようにしています。丁寧に作られた天然繊維の肌着は本当にあたたかい上に、ナチュラルな吸湿性、通気性があるので肌に負担もなく心地よく過ごせます。まずは部屋着からでも試していただきたいアイテムです。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:冬じたくを楽しむ。

 

ショウガを工夫して使う

最後に食べ物。ショウガは体をあたためる食べ物、として代表的な素材ですが使い方に工夫します。というのもショウガは冷たい状態で食べるのと、温かい状態で食べるのとでは、もともとショウガの持つ特性で効果が違ってきます。冷たい状態のショウガには「ジンゲロール」という辛み成分があり、これは強い殺菌効果があり、免疫力などを高めるのに期待されますが体を温める効果はないそうです。
この「ジンゲロール」は乾燥、もしくは加熱させることで「ショウガオール」という成分に変わります。ショウガオールには血管を拡張して血行を促す、体の温め効果が期待されます。ですので、体を温める目的でショウガを摂取する場合は、ショウガを加熱するか、乾燥させることを心がけましょう!

適度な運動、ストレッチなども取り入れつつ、今年の冬はあたたかく過ごして、冷えない女を目指しましょう!

 

この記事の著者

著者:石見幸子プロフィール画像

Sachiko(さちこ)

フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。