【コラム】「電気の月」マヤ歴からのメッセージ~ 日々の「行為」そのものが宇宙とのつながりを深める
“わたしの喜びが
わたしの人生のすべてをあなたに捧げることでありますように
わたしの行いがすべて わたしの存在がすべて
あなたを崇め 愛することでありますように
Om Shanti Shanti Shanti”
(すべてに平和あれ 平和あれ 平和あれ)
Morning Prayer -Gina Sala
先月の「月の月」に続いて、9月20日からはじまる今月は、マヤ歴で見る「電気の月」。
「奉仕」「活性化」「つなぐ」
この3つのキーワードを持った今月は、日常の中であなた自身の行為をどのように社会、世界全体への「奉仕」として還元していくか、がテーマとなっていきます。
電気は目に見えません。ですが、その見えない粒子がエネルギー、引力として影響し、異質な存在どうしを結いあわせ、それぞれの関係性を活性化しています。
もしかしたら、あなたはこれまで、「わたしがなにをしようとしまいと世の中に大差はない」と思ってきたかもしれません。
けれども、ちょうど、大きな池に投げ込んだちいさな小石の波紋がどこまでも広がってゆくのと同じように、どんなに小さな行動であっても、それは精妙なバランスでかならず世界に影響を与えているのです。
ヨガの世界では、“カルマヨガ”という言葉があります。
これは、マットの上で身体を伸ばしたり、ひねったりする種類のヨガではなく、日常生活の中のすべての「行為」を、愛を持って、祈りとして捧げることを通して、ヨーガユクタ=宇宙と調和した状態を目指すプラクティス方法のことを言います。
食事をつくること、食べること、隣の人に話すこと、清掃すること、入浴すること、仕事をすること、眠ること、笑うこと……
生活の中のひとつ、ひとつの行為を丁寧に、自身の愛の体現として行い、観察することで、あなたは、これまでなんともないと思っていた言動の一つひとつが実は周囲に、世界に、ひいては宇宙全体に影響を与えていることに気づくことになるでしょう。
今日からはじまる28日間、自分が周囲にできる「奉仕」とはなにか? という意識のもと、カルマヨガを実践してみましょう。
スピリチュアルプラクティスというのは、なにも特別な瞑想や勉強の時間だけを言うのではありません。
一つひとつの「行い」を純粋な愛の体現としていくことで、あなた自身と宇宙のリズムは深くシンクロし、自身のスピリットの純化はもちろん、周りの人たちや周囲の環境をも調和へと導いてゆくのです。

micosundari
これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。