ほんとうの豊かさを実現する!ラクシュミーのマントラ
突然ですが、皆さんは「お金」についてどんなイメージを持っていますか?
「お金はたいせつなもの」「もっと豊かになりたい」と思う一方で、無意識のうちに、「お金は怖いもの」「汚らわしいもの」といったようなネガティブな思いを抱いているということはないでしょうか?
特にスピリチュアリテイをたいせつにする人の中には、質素倹約を美徳とし、精神的な純粋性と物質的な豊かさは両立できない、と思い込んでいるかたも多くいらっしゃいます。
実は、私もそのような人のうちの一人でした。
お金というのは、純粋な仕事と仕事の間に生まれる、喜びと感謝のエネルギーの具現化であり、本来、とても純粋なものです。
ところが、無意識のうちに、豊かになること、お金を手にすることに対して恐れやネガティブな意識があると、それがブロックとなり、それをなかなか手にすることができません。
今日は、潜在意識にパラダイムシフトを起こし、お金&豊かさを引き寄せる強力なラクシュミーマントラとその瞑想法をご紹介いたします。
ラクシュミーとは、美と豊かさをつかさどる女神の名で日本では吉祥天として知られています。
インドではお金や仕事をもたらしてくれる豊穣の女神として、もっともポピュラーな神様の一人です。
【マントラの発音】
Om Shrim Maha Lackshumiyay Namah
オーム シュリーム マハ ラクシュミェイ ナマハ
【練習をはじめる前の準備】
まずは、自分がリラックスして座れているかを確認します。
ラクシュミーは、いつもロータス(蓮の花)に座しているので、自分自身も大きな蓮花の上に座しているようイメージするとよいでしょう。
肩の力は抜き、ルートチャクラ(第1チャクラ)から、頭頂(第7チャクラ)まで、背骨を通って光の糸が突き抜けていくようなイメージで、背筋を凛と伸ばします。
マントラは108回を1セットとして唱えていきます、マーラー(ジャパ)と呼ばれる数珠を用いてカウントするとよいでしょう。
1ラウンド、約10分程度ですから、毎日、部屋の掃除や歯磨きをするのと同様、心のクリアリングとして、習慣的に続けて行うことがたいせつです。
ジャパメメディテーション(マントラ瞑想)の詳しいやり方については、こちらの記事ですでに紹介していますので、ご参照ください。
【コラム】 │ 世界一わかりやすい「マントラ瞑想」のススメ
おすすめの時間帯はなんといっても、一日でもっとも強力な朝日が部屋を満たす朝(冬場であれば、日の出も遅いので出勤前の7時半~8時頃)。
太陽のエネルギーは豊かさのラクシュミーの象徴。さんさんと降りそそぐ朝日の光の中では、意図的なイメージングを用いなくとも、心身まるごと、彼女の存在を体感することができます。
実は、最近、このマントラを用いたたいへん興味深い体験をしました。
わたしは昨年の12月~今年の6月まで、パートナーとともに、タイ、インド、オーストラリアの聖地を巡りながら、ヒーリング用のマントラミュージックのレコーディングを続けていました。
その出版資金をこのマントラとともにクラウドファンディングで募ることにしたのです。
具体的には、ニューアルバムリリースにあたり、前予約というかたちで、一口3,000円から投資を公募。
プロジエクト(支援募集)期間を40日間に設定し、その間、毎朝、ネット上での告知活動の前にマントラを唱えるようにしました。
(どうしても多忙な時であれば、作業中にYoutubeなどで音源を見つけて聴きながら仕事を進めていきました)
結果、当初のレコーディング&プレス•流通費用の予算である20万円を大きく上回る37万円の支援金を得ることができました。
その後も、私たちのニューアルバム『Rainbow Vibration』は、この企画が終了した後も、プロジェクトを通して作品を知ったかたから直接購入予約をいただくようになりました。
現在は、活動の場をパートナーの故郷であるオーストラリアに移し、さらなるシェアを続けています。
ラクシュミーのマントラ瞑想をしている間、わたしの内にいつも湧いてきたヴイジョンは、不思議なことに、なにかを「得たい」とする心では決してなく、自らの作品、音楽を通じて、純粋なよろこびを周囲に「与える」という循環のエネルギーでした。
誰をも分け隔てなく照らす太陽のように、ラクシュミーのエナジーはいつでも、どこにでも偏在しており、ただ、私たちが彼女、ラクシュミーの手足となり、純粋な行為を通して周囲に貢献しようと意識を開いた瞬間、豊かさというのは、ごく当たり前に、自然にめぐってくるようになるのだということ。
引き寄せの法則、という言葉がありますが、たとえば「ありがとう」という言葉をかけた水が美しい結晶をつくるように、マントラの波動(振動)を自身の体の内側の水をクリアリングしてゆくと、それは磁力となり、見合った現実をそのまま具現化するようになるのです。
Jai Ma!
女神に勝利あれ!
micosundari
これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。