世界一わかりやすい「マントラ瞑想」のススメ
先週のコラム「自分をクリスタル化する方法」では、特別な振動を持った“音”=マントラの力を使って自分で自分を浄化する方法をお伝えいたしました。今週は、その聖音の波動を着実に自分の内側にインストールするための「マントラ瞑想法」をご紹介いたします。
と、こんなふうに冒頭でサラリと書いていますが、実はこちらは、わたし自身がNada Yogini(音のヨギーニ)としての道を生きるきっかけ、文字通り“人生を180度変えた強力なメソッド”です。
もし、あなたが「今の自分を変えたい」「人生に変革を起こしたい」と、本気で願うのなら、どうか心して聞いてください。
まず、「マントラ瞑想」の効果について
・ 無駄なことをしなくなった。=プライオリティがはっきりして生活がシンプルに=一つひとつの行為を味わえるように
・ 感情的に落ち込むことが少なくなった。メンタルがフレキシブルに
・ お酒、ジャンクフードを食べたい欲求がなくなった
・ 自分で自分を満たすことができ、さみしいという感情がなくなった
・ ストレスによるお金の無駄使いをしなくなった
・ 気がつけば心身ともに病気知らず、病院いらずになっていた。(わたしがいかに不健全であったかは巻末のプロフィール参照)
こちらはすべてわたし自身の実体験です。
インドには“Nada Brahma(ナーダ ブラフマー)”=世界は音なり、という言葉がありますが、私たちの思考や心情、肉体はもちろん、木々や花、土、水、風、光、生物、無生物にいたるまで、この宇宙のすべては「音」=振動でできています。
その音節そのものに、強力な浄化作用のある真言(マントラ)を聴いたり、唱えたりすることで、心身の断捨離、必要のないマインドの不要なゴミ、情報、無意識の部屋に溜まった過去のデータ=トラウマと自分を縛るエゴの雲をせっせと掃除していくと、心と身体のインナースペースが広くなり、手足を伸ばしてくつろげるようになるのです。
それでは、ここからはさっそく、具体的にマントラ瞑想のやり方をご紹介です。
【マントラ瞑想のやり方】
マントラ瞑想には、マーラーまたはジャパと呼ばれる108個の数珠を用いて行います。
(左からルドラクシャ(菩提樹)、トゥルシー(ホーリーバジル)、ローズウッド(レッドサンダルウッド)のマーラー。お洒落でかわいいレインボーデザインも(右)。自分だけのお気に入りを見つければ、とっておきのお守りに。)
右手の中指と親指で数珠を持ち、1回マントラを唱えるごとに1つ数珠を送っていきます。マーラーは通常、108つ(大きなグル玉を含むと109つ)の数珠でできていますが、この108個を1セットと考えます。何度も繰り返して続けることができますが、真ん中の大きなグル玉は飛びこえず(数えず)、そこまで来たら、一度来た数珠へ、折り返して進んでいきます。
声に出すことなく、ゆったりと深い深呼吸をしながら、心の中で唱えながら唱えてもOKです。
【おススメのマントラは?】
モチベーションを保ちながら、最大限の効果を実感するために、まずは下記のような強力かつシンプルなマントラからはじめてみましょう。
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発音: Om Gan Ganapataye Namah(オン・ガン・ガナパタイェ・ナマハ)
効能: 外的内的な障害を取り除き、心の内にあるほんとうの願いを叶える
※詳しくは前回の記事「自分をクリスタル化する方法」もご参照ください。
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発音: Om Shanti Om Shanti Om Shanti Om(オーム・シャンティ・オーム・シャンティ・オーム・シャンティ・オーム)
効能: 心身を癒し、平穏でニュートラルな本来のあるべき自分に整える
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最初は「108回も~?」と面倒に思うかもしれませんが、実際、このようなシンプルなマントラであれば、1週、5分~7分程度で終えることができます。
たいせつなのは、一つのマントラを練習しはじめたら、しばらくは浮気せず、集中して続けていくこと。インドの伝統では、一つのマントラが心身に沁み込んでいくまで40日と言われています。
記事冒頭では、まずマントラ瞑想の効果をお話しましたが、実は先に述べたものは、ごく一部。実際にわたしは2009年末からこちらのプラクティスをはじめて、今年で7年目になりますが、人生の変化(アセンション)は加速し、この2年間ではさらになんとこんなことが起こりました。
・ ヒーラーとして、ほんとうに好きな仕事だけで生活できるようになった
・ 海外で人生のパートナーが見つかり結婚
・ 子宝を授かった
マントラ瞑想のすばらしいところはなんといっても、数千年にわたる歴史と裏付けがあること。まだ、CDや書籍といったメディア、ましてインターネットなどない時代より、聖者から聖者へ、人から人へ、命からいのちへ…脈々と受け継がれてきたその歴史こそ、このメソッドが「誰にでも奇跡を起こすことのできる道」であることの証です。
マントラというのは、例えるなら、急激かつ一時的に病状や症状を「抑える」西洋医学の薬ではなく、よりホリスティックにゆったりと染み入り、「根本治癒」に導く東洋医学の漢方薬のようなもの。
その精妙な振動は、ゆっくりと、でも確実に肉体、精神、魂をあらゆるレヴェルで癒し、浄化し、気がついたときには、3年前の自分がまるで前世であったかのごとき大きな変革へとつながっているのです。
micosundari
これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。