お手軽アートにも。大人の塗り絵のススメ
去年の秋頃から少しハマっている趣味が「大人の塗り絵」です。
子どもの頃に夢中で楽しんでいた塗り絵。大人になってまたやり始めるとは思っていなかったのですが、キッカケは絵が大好きな友人の娘に新しい画材をプレゼントするために文房具屋へ行ったときのこと。植物や幾何学模様、繊細な図柄の入った「大人の塗り絵本」見つけて思わず手にとり、その美しさに魅せられて即購入。友人の娘と一緒に塗り絵で遊んでから楽しさにハマり、週末の朝ちょっと時間がある時などに塗り絵をして過ごすことが増えました。
デジタルデトックスにも一役
フランスでも「コロリアージュ」と呼ばれて人気を呼んでいる塗り絵の世界。日本でも注目され、今では様々な塗り絵本が発売されています。
塗り絵自体が楽しいのはもちろんなのですが、その副次的な効果にも注目しています。塗っている間はとにかく集中するので、それ以外のことは考えられない、無心になれるんですね。
今はスマホやPCでデジタル漬けの日々、朝起きてから寝るまでスマホが手放せなくなっている人も多いのではないでしょうか。
言わずもがな私もどっぷり。どこかでオフしたいなと思ってはいても、やっぱり手寂しくてスマホを探してしまう、なんてことも日常です。
長時間は難しくても意識的にスマホに触れない時間をたくさん作ろう、とする中で、この塗り絵も一役かっています。ふだん塗り絵をしているのは1時間程度、気が向けばそれ以上の時間一切スマホを触らないので、ほど良いデジタルデトックスタイムになっているんですね。
塗り絵用の道具も進化
大人になって塗り絵をやってみると、想像以上にはみ出します。
はみ出さないようにフチをとって…とやるんですが、それでもはみ出します笑。大人なのに…となりますが、でもあまり気にしません笑。
というのも、最近の色鉛筆セットは、筆で水を上から重ねることで水彩画タッチに仕上げることができるものが多くて、これがとっても便利なんです。陰影やグラデーション、多少のはみ出しも簡単に“いい味”にできたりするんですね。
もちろん色鉛筆だけではなく、絵具や絵筆が要らない水彩画ペンなど手軽なも道具も増えています。塗り絵本とともに、塗る道具も進化しています。
いくつになっても楽しめる趣味
絵を描く、って素敵なことです。でも自分が思うように描くのって難しいですよね。ちょっと技術的なハードルが高いと思います。
でも塗り絵は違います。もとの図柄があって、好きなところに好きな色を塗るだけ。絵を描くよりは簡単です。でも同じように無心になれて、色でデザインするクリエイティブな面も楽しめるんです。
ただ単純に色を塗るだけ、ですが例えば写真にあるような猫の塗り絵(左)、猫ってどんな色でどんな風に毛が生えて、どんなグラデーションの入り方してたっけ、と自分がよく見て知っているはずの情報を改めて、思い返して色にするのがけっこう難しいんです。
仕上がりのバランスを考えて色を決めたリ、と色の組合せを考えることで、効果的な色の使い方を徐々に体得することもできます。子どもから大人まで、年齢に関係なく楽しめるのも良い点です。
個人的には最近写真にあるようなカードタイプのものを短時間でささっと塗るのがブーム。これは実際カードになるので切手を貼ってハガキとして使うこともできますし、小さなフレームに入れて飾ることもできます。はじめての方にもおススメかもしれません。
よかったらぜひ試してみてくださいね。
この記事の著者
Sachiko(さちこ)
フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。