新生活に向けて、時間の使い方を見直してみませんか
昨年一年は様々なところで「働き方改革」が話題になってきましたが、いよいいよ順次施行されることになります。これによって環境が大きく変わる方、特に変わらないという方、いろんな方がいらっしゃると思います。
法案自体については賛否どちらもあるかと思いますが、残業時間の上限が決められたり、有給休暇をとるのが義務になったりと、今まで残業残業でろくに休暇もなし、とハードに働いてきた方には少し自分の仕事や時間を見直すキッカケになるのかもしれません。
もちろんそうでない人も、新生活に向けて、この機会に自分の使う時間、時間の使い方について改めて考えてみませんか。
タイムボックスという考え方
主に仕事において、生産性を高めるハックのひとつに「タイムボックス」という考え方があります。タイムボックスとは、単なる仕事のTO DOリストではなく、時間配分を決めてタスクをスケジュールに組み込む、というもの。
例えば今までのTO DOリストであれば
・A社の見積もり作成&送付
・B社の資料作成
・C社の企画書作成
など仕事のタスクを優先順にリスト化するというものでした。
これも悪くはないのですが、どうしても嫌なもの、やりたくないものは後回しにしがちで、結局手をつけるのが遅くなってしまう=残業、になるパターンが多かったり、到底1日で終わらないようなタスク量になってもどんどん追加してしまう=仕事に追いかけられる、という問題点もありました。
タイムボックスは、これらを時間配分してスケジュールに組み込むイメージです。
・9時―11時 B社の資料作成
・11時―12時 A社の見積もり作成&送付
・13時―15時 C社の企画書作成
上記のように文字で書くと手間に思うかもしれませんが、カレンダーアプリや手帳など、自分が普段使っているスケジューラーに、そのタスクにかける時間をあらかじめ想定して入れ込むだけです。
そうすると、自分が使える時間がしっかり可視化されるので、無理なスケジュールを組むことがそもそも難しくなり、それを前提にしたスケジューリングができるようになります。
さらにタイムボックスのポイントはその時間内に終わらなくても、次のタスクに移るということ。最初は難しいかもしれませんが、制限時間を決めて取り組むことで達成感を得られたり、驚くほど生産性が高まる、という研究結果もあるそうです。
どうしても就業時間内に仕事を終えられない、もっとメリハリをつけて、たくさんの仕事をこなしたい、そんな人はぜひタイムボックスを試してみてはいかがでしょうか。
隙間時間を有効に使う
電車やバスを使った移動時間や、公共施設やレストランでの待ち時間など1日のうちでどこかしらそういった、自分の思惑どおりに使えない「隙間時間」は出てくるもの。もちろん疲れていたらぼーっと何も考えずに頭をオフにする、ことも有効ですが、例えば週末に行きたいレストランのチェックや、事務的な調べもの、家族や友だちへの連絡、SNSチェックと隙間時間にできることはパっと済ませてしまうと良いですね。
細々とした用事はそこで済ませ、家に帰ったら寝るまでは完全にオフ。やりたいことだけのために時間を過ごす、というのもすごく贅沢で有効な時間な使い方といえると思います。
1日5分~新しいことにトライ
そしてやはり春の新生活といえば何か新しいことをはじめてみるのにはぴったりのシーズンです。
語学や資格取得に向けた勉強はもちろん、生け花やお茶、音楽(楽器演奏)、カメラといった新しい趣味、フィットネスやアウトドア活動、今まで読んだことのないジャンルの本を読んでみる、などなんでもいいのです。
1日5分から、何か自分にとって新しいことに目を向けて、時間を使ってみませんか。
今の自分が何にどれぐらい時間を使っているか、時間の使い方を改めて見直すことで既存ルーティンの無駄に気づいたり、少しずつ新しいものや、新しいコトに触れる余裕が生まれるかもしれません。それは確実に何かが変わるキッカケとなり得るし、未来の自分を変えることにも繋がる可能性が大いにあります。
未来は今の積み重ね、なんですよね。時間の使い方、ぜひ見直してみてくださいね。
Sachiko(さちこ)
フリーランスのWEBディレクター/ライター
美容、コスメ、ファッション、健康食品など女性向けサイトの制作や運営に多数たずさわる。興味を持ったことは何でもトライして、浅く広く楽しむタイプ。好きなものはお酒、食べること全般、旅、音楽、アート、読書、映画、ゲーム、ジム通い。