【ドリーンブログ】豊かさを遠ざける7つのブロック
私たちの地上での使命が「運」によって左右されることなどないと、豊かさを司る天使は保証しています。そして人生の目的を果たすためには物質的なサポートが必要なことを承知しているので、天使は物質的な面でも私たちを助けてくれます。他人を癒し、助けるためにそのような助けを求めることは間違っていません。私たちには望むだけ豊かになる力が生まれつき具わっているということを忘れないでください。
豊かさを遠ざけてしまう7つの主なブロックを挙げましょう。
1、成功への恐れ
私が最初の本の前払金を受け取ったとき、本を書き始めることが大変恐ろしくなりました。ですから、「家を完全にきれいにしないと本など書けない」と自分に言い訳をしました。来る日も来る日も、私は冷蔵庫の上下に至るまで掃除をしました。掃除に取り憑かれたようになっていたのです。
私が執筆を先延ばしにしていたのは成功を恐れていたからでした。もし出版した本の評判が良かったら、今後も良い本を書き続けないといけないというプレッシャーを感じていたのです。
2、失敗への恐れ
私が執筆を先延ばしにしたもうひとつの理由は、失敗への恐れからでした。幼い頃にタイプライターを叔父から贈られて以来、作家になることは私の夢でした。出版した本が全く売れなかったら、私には何が残るのでしょうか。失敗したら私の夢は消えてしまうと思いました。
3、内面を見ることの恐れ
人が会社で長時間の労働をし続けるのは、そこで豊かさを得られると考えているからです。けれども、豊かさの源はあなたの内なる神なのです。多くの人が昇給や昇進を望んで長年働きます。それが豊かになるための最善の方法だと信じているからです。
4、十分な時間がないという恐れ
人生の目的を達成するためには時間が必要です。あなたが生活のために通常の仕事をしているのなら、自由な時間はあまり残っていないでしょう。ですから、勤務していない時間は無駄にしないようにしないといけません。
私は知らず知らずのうちに、多くの「友人」に無料のカウンセリングをしていたことに気づきました。彼らは毎晩のように私に電話をしてきて、今起きている事件や揉め事について相談してくるのです。そのような電話に付き合っていた時間を本や記事の執筆に使えたのだと、私はようやく気づいたのでした。
5、自分は豊かになる価値などないという恐れ
このように、私はいつも大騒ぎをしている人たちの相談に乗り、良い人のふりをしていました。けれども実際は、自分の本など出版される価値がないと感じていたからそうしていたのです。本を既に出版しているような作家たちは、私とは違う種類の人間で、私などすぐに見限られるだろうと思っていました。そういう悲観的な見方をしていたのは、自分は能力が低く、本を書く価値が無く、未熟な人間だと思っていたからです。
豊かさになる資格がないと感じている人たちは、成長の過程で親から愛されたという実感がなかったり、ひどい虐待や放置をされていたのかもしれません。そういう人たちは、世の中のいわゆる「良いもの」は、誰か他人のものだと信じ込んでしまいます。あなたは他人に尽くして、幸せにしたいのかもしれませんが、その行為はあなたの幸せを犠牲にした上で成り立っています。
6、人のものを奪うのではないかという恐れ
あなたが人を優先して、自分のことは後回しにするようにと教育されてきたのなら、天にお願いすることも躊躇するかもしれません。
自分が豊かになったら、どんなにたくさんの人や動物を助けることができ、様々な役に立てるのかを考えてみれば、自己中心的ではないかという恐れは払拭されるでしょう。あなたが受け取れば受け取るほど、あなたは人に与えることができるのです。
あなたが受け取ることは、他の誰かのものを奪うことではありません。スピリチュアルな真実においては、全てが無限にあるのです。
7、批判されることへの恐れ
私の息子グラントは、会社を辞めて私と共同で仕事を開始したとき、周囲の人たちの大きな抵抗を感じたと語っています。それでもグラントは、スピリチュアル関係の仕事についても、普通の仕事のように話していました。
スピリチュアルな仕事にも何か面白いことが起こったりするので、話題にしたりします。いったん普通の仕事として扱ってしまえば、友人たちも理解し始めます。それはより良い世界を創ることへ繋がります。人は、未知のものへの恐れから批判したり嘲笑したりするのです。あなたの仕事が友人たちにとって馴染みがないなら、それは恐れの対象になり得るのです。自分の活動や仕事について率直に話し、理解してもらうにつれて、徐々に周囲の反対も減っていくでしょう。
私がこのような恐れ(成功、失敗、嘲笑への恐れ)に正面から向き合い、自己不信や先延ばしの理由を理解したとき、私も皆と同じように豊かになってもよいのだと感じることができました。神と天使の目には、皆同じくらい重要な人生の目的を持っているのです。
受け取ることを自分自身に許したとき、あなたは人生の目的を果たすための第一歩を進んでいます。神はあなたに必要なものをすべて手にして欲しいのです。
私たちを豊かさから遠ざけている恐れに対して、真っ直ぐに向き合うだけでも効果はあります。ここでお伝えしてきた豊かさをブロックする恐れの多くは、私たちの無意識の奥深くに隠れています。ですから自分自身に正直になることがとても重要なのです。あなたが恐れに向き合えば、恐れはもうあなたを支配することができなくなるからです。
「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2016年3月14日掲載のブログ より
ドリーン・バーチュー
エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。