【ドリーンブログ】ミカエル祭を迎えて ─ 大天使の日をお祝いしましょう!

モン・サン・ミッシェル

大天使の日を迎え、世界中の皆さんと共にお祝いできることを大変嬉しく思います。

9月29日は大天使の日です。この日は、「大天使の祝祭」や「ミカエル祭」とも呼ばれ、大天使を祝し、感謝を捧げる日です。「祝祭(Feast)」という言葉には、「一息ついて、感謝をする時間」という意味があり、人々は集まってお祝いの食事を楽しむのです。

ミカエル祭は伝統的なカトリック教会の祝祭であり、大天使に感謝をする人は誰でもお祝いに参加することができます。ただ、私たちは大天使を崇拝するのではありません。私たちを愛し、守り、導いてくれる天使を創造した神に感謝を捧げるのです。

ミカエル祭の起源は、5世紀頃に建てられた聖ミカエル聖堂に捧げる儀式にさかのぼり、それが今日に至るまで続いています。また北半球では収穫感謝祭の時期とも重なっています。

キリスト教信者の中には、大天使の日に祝福する対象の天使を、ミカエルとガブリエルに限定する人もいます。ミカエルとガブリエルだけが、聖書の正典に記されている天使だからです。第二正典に記されている、大天使ラファエルやウリエルも一緒に祝福する人もいます。

 

大天使ミカエルの名は、神に似たもの」という意味で、人間を守り、勇気を与え、恐れを取り除く天使です。ミカエルは警官など「守る仕事」に就く人々の守護をし、その象徴は光の刀と秤と盾です。ミカエルの足は龍(悪魔)の上に置かれ、この世から恐れと悪を滅ぼすという使命を示しています。

大天使ガブリエルの名は、「神の力」と言う意味で、聖書において言葉を発した唯一の天使です。ガブリエルが洗礼者ヨハネとイエス・キリストの誕生を告げたのは有名です。ガブリエルは物を書いたり、人前で話したりしてメッセージを伝える人たちを守護する天使です。ガブリエルの象徴は、三位一体と純潔を示す3本の白百合と、メッセージを告げることを示すトランペットです。

大天使ラファエルの名は、「神の癒し」と言う意味で、第二正典のトビト書にラファエルについての記載があります。第二正典は、カトリックや正教会などには正式な聖書として受け入れられています。ラファエルは、すり潰した魚を使って盲目の男性を治しました。ですから魚がラファエルの象徴なのです。またラファエルは、トビアという男と旅をして彼の父親の盗まれたお金を探しました。また、トビアをサラというソウルメイトと結婚させました。ですから、ラファエルは、ヒーラーやソウルメイトや旅人たちの守護天使なのです。

大天使ウリエルの名は、「神は私の光」という意味で、グノーシス主義とユダヤ神秘主義の外典エズラ書に登場しています。大天使ウリエルは、現代においてはカトリックのいくつかの宗派には認められています。ウリエルは人間性を説く天使として神から遣わされ、学生などの英知を追求する人々の守護をします。ウリエルの象徴は光と炎であり、聖なる書物を携えています。

 

LIGHT WORKS WEB Magazine:ドリーン・バーチュー ブログ(大天使ミカエル)

宗教によっては、ミカエル祭を9月29日ではなく11月8日に祝うこともあります。ただ、大天使を愛する私たちにとっては、毎日がミカエル祭と言えるでしょう。神はいつでも大天使を私たちのもとに遣わしてくれます。ですから、天使にいつも感謝を捧げることは自然なことなのです。

大天使は神の延長だということを覚えておいてください。精神世界において、大天使は神と一体です。ですから大天使は疲れることもなく、何の制限も受けません。大天使にはエゴがなく、批評や批判もしません。神の意思を叶えることだけに全力を注いでいます。

 

皆さんも、ミカエル祭を次のような形でお祝いしたらいかがでしょうか。

● 大天使のことを思い浮かべたり、話しかけたりして、愛と感謝の気持ちを送りましょう。

● あなたの周りに大天使の絵を置いてみましょう。スマートフォンのスクリーンセイバーにして、大天使の存在を身近に感じられるようにしてもよいでしょう。

● 祈りと瞑想をする静かな時間を作りましょう。神とイエス・キリストと大天使たちと共に過ごしましょう。

● あなたが特別深い繋がりを感じる大天使は誰ですか? その天使を象徴する色の洋服を身につけましょう。(大天使ミカエルならロイヤルパープル、ラファエルならエメラルドグリーン、ガブリエルなら金色や赤褐色、青銅色や茶色、ウリエルなら黄色です)。

 

「Doreen Virtue | official Angel Therapy Web site」2016年9月26日掲載のブログ より

この記事の著者
著者:ドリーン・バーチュー

ドリーン・バーチュー

エンジェルオラクルカードシリーズの著者。カウンセリング心理学博士であり、50タイトル以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、“エンジェル・レディ”というニックネームで知られています。オンラインで受講するセミナーやワークショップの他、世界各国でライブワークショップも多数開催の実績を持ちます。
現在は信仰上の理由により活動を制限していますが、過去に執筆した多数の名作が、現在も多くの人々の心の支えとなっています。