【コラム】マヤ暦からのメッセージ 『リズムの月』~静かに呼吸を整えて大きな波をつかむ

こちらのコラムでは、毎月、マヤ暦からのメッセージと題して、古代マヤの人たちの知恵を現代に活かし、自然・宇宙と調和した多次元的なライフスタイルを提案してきました。

30日、31日周期で展開するグレゴリオ暦を離れ、28日周期の宇宙のサイクルを意識することで、すでに生活そのものに生き生きとした変化を感じているかたもいらっしゃるかもしれません。

7月25日、「時間をはずした日」からはじまったマヤ暦の一年も、いよいよ折り返し地点。

コラムイメージ_スケジュール

 

12月13日からはじまる28日間は『リズムの月』。

キーワードは、「平等」「有機的にする」「つり合わせる」です。

リズム=日本語でいうところの「律動」にあたりますが、私たち人間はもちろん、動植物、火、水、土、風、といったあらゆるエレメント、この世界のすべての存在は、それぞれのリズムを持っています。

今月は、そんな全体性のリズムのうちに、自身が奏でるステップを意識することで、現在の自分の立ち位置と役割をはっきりと認識し、周囲との調和しながら大きくスピリットを成長させる月となります。

 

たとえば、生産性・合理性重視の社会に生きていると、「つねに走っていなくては」「自己ベストを更新しなくては」といったような思いに駆られることがあるかと思います。

「向上心」という言葉があります。

もちろん、いつでも「成長しよう」という気持ちはたいせつですが、いきすぎてしまうと逆にそれは焦りや不安を生み出し、自分と周囲のリズム、調和を乱す原因ともなります。

 

現在、わたしの住むオーストラリアの最東端、バイロンベイから車で約40分のゴールドコーストは世界的なサーフィンの名所として知られ、毎年、大きな世界大会が開かれ、各国の強豪たちがその波乗りの技を競います。

2年ほど前、現地でサーフを楽しむ友人の一人がたいへん興味深い話を聞かせてくれました。

それは、国際空港からほど近いクーランガッタビーチで開催されたインターナショナル選手権での一幕。

 

友人は、これまでに何度も世界的チャンピオンとして輝いている伝説のサーファー、ケリー・スレーターの大ファンで、当日も彼の競技を楽しみに観戦していました。

いよいよマッチがはじまり、選手たちが、波をつかみにパドリングをはじめます。

ところが、他の選手たちが何度も波へチャレンジを続ける中、ケリーだけは、ただ波打ち際に立ったまま、静かに波を見つめているだけなのです。

何分くらいが経過したでしょうか、ついにケリーがボードを漕ぎ出した時、その日一番のビッグウエーブがやってきて、彼はみごと一発でその波をしとめたのです。

彼のこの活躍には、ふだんサーフィンをしない私でも、胸を熱く打たれるものがありました。

LIGHT WORKS WEB Magazine コラム:マヤ暦からのメッセージ「リズムの月」

 

こうした彼の姿勢は、なにも実際のサーフィンに限らず、私たち誰もが「人生の波乗り」に大きく活かすことができるものだからです。

必死になって我武者羅に努力をするよりも、ただ、両手を開いて波を受け入れ、自然のリズムと一体となることで、個を超えた大いなる磁力を味方につけることができるということ。

 

明確なゴールがあれば、あるほど、私たちは道を急ぎがちです。

けれども、あなたは決して一人、独立して存在しているわけではありません。

たとえ、一人で成し遂げようとしているように見えても、それぞれの存在はちょうど、透明なウェブのように有機的かつ精妙につながりあい、お互いの行動に影響を与えあっています。

今月は、仕事や目標に向かって手足を動かす前に、自分を取り囲む環境、ともに働く仲間たちとの距離感、呼吸を改めて意識してみましょう。

私が、私が!と、ジタバタと動くよりも、自分の存在と相手、周囲の存在を平等に尊重し、リズムを整えた結果、よりスムーズに大きな波に乗ることができるはずです。

すると、それまでゴールばかりを追いかけて見過ごしてしまっていた過程、山を登りきるまでの景色までをも楽しむゆとりが生まれてくるでしょう。

 


この記事の著者
ライター:micosundari

micosundari

これまでにライターとして、月刊誌や書籍にて、代替医療、ヨガ、レイキ、音楽療法、星占術等のテーマを数多く担当。医療関係者や療法家、学者、芸能人など数多くの著名人に取材・インタビューを重ねる。
現在は、多岐にわたる取材経験をもとに、全国でバクティヨガ、ナダヨガ(音ヨガ)、歌うヨガと呼ばれるキルタンのワークショップ&リトリートを展開。「文」と「声」2つのフォースを通して、ホリスティックな視点から、エンライトメント・ヒーリングメソッドをシェアし続けている。この「両の手」「声」「身体」「魂」のすべてがいつでも純粋なバクティ(愛)の体現としてこの世界、あなたのハートの内に還元されますよう。

WEB│ http://www.miconicohealingsanctuary.com/

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2016年12月15日 | Posted in COLUMN/コラム | タグ: , No Comments » 

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